ヨーロッパのどこかでカンケンが流行りまくっている件【ロンドンその1】
フェールラーベンのカンケンバッグについて
フェールラーベン(FJALLRAVEN)のカンケン(KANKEN) という名のバッグをご存知でしょうか。キツネのマークが付いた四角い形のリュックサックです。
モイの勝手なイメージでは、日本でこのカンケンを持っているのは、いわゆるサブカル女子。あるいは小さい子供連れのちょっとおしゃれなママ。ごく稀にすごくおしゃれな老人。
(それ以外の方、持っていたらすみません。)
東京にいると1日1回ぐらいはカンケンを背負った人を見かける。
なんとなく、日本ではアークテリクス ぐらいの普及率(もっと低いかも)、と言えばサラリーマンファッショニスタの方もピンときますかね。
2019年春、連休中のロンドン
そんなカンケンバッグですが、
先日(2019年春)イギリスのロンドンを訪れた際、日本とはかなり異なる流行り方をしているのを目撃しました。
とにかくみんな持ってる。
あの子もこの子も、お父さんもお母さんも、爺さんも婆さんも、老若男女問わずみんな背負ってるんだよこのリュックを。
へぇ〜ロンドンでカンケン流行ってるんだ。
と最初は思っていましたが、ちょっと待てよ。「世界一おしゃれ」とも言われるロンドンっ子が、こぞって他人と同じ物を身につけたがるだろうか。
日本でも下火になりつつあるアイテムが今さらロンドンでブームになるだろうか。
高校生(中学生?)だってこの完成度のロンドンっ子だぜ。そんなことあるわけなかろう。
モイは今回初めての渡英だったので、大英博物館、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院、ロンドン塔など、比較的メジャーな観光地ばかりを訪れていた。
アーリーバンクホリデーの連休で、ロンドンの街は多くの人々でごった返している。日本人やアジア人は少なく、欧米人が多かったように思う。
フランス語が多く聞こえたが、その他ラテン系、ゲルマン系も負けていない。英語はそれほど聞こえてこない。
東京に住んでいても浅草寺なんて滅多に行かないように、ロンドンに住んでいたら、わざわざ休日にカンケンのリュックを背負って観光地見学のために1時間も行列に並ばないはず。
要するにモイが目にしたカンケンの人々は、ロンドンっ子ではなく、週末を利用して来れる距離に住むヨーロッパ内の観光客、あるいはイギリスの地方から遊びにやってきた人々だったのだ。
(新宿あたりに観光に来た欧米人が、「日本ではやたらとBAO BAO が流行っているな」と思うのと大体同じ感覚でしょうか。BAO BAOを持っているのはほとんど中国人です。)
一体どこでそんなにカンケンが流行っているんだ???
フェールラーベンはスウェーデンのブランドだから、北欧?
それとも、フランスやスペインでいまだに流行っているの?(2013年頃は世界的にも最先端アイテム感があった印象)
国単位ではなく、ヨーロッパ全土?
国内のおのぼりさんが「ロンドンさ行くならカンケンだべ。」みたいな感じ?(失礼)
その答えは、結局のところ分かりませんでした。どなたか知っていたら教えて下さい。
カンケンの売り方が雑
ロンドン有数のマーケット「カムデンロック・マーケット」や、観光地によくあるスーベニアショップでは、カンケンバッグが雑に販売されているのを何度も見かけました。
本物なんかいな。
(但しわざわざ偽物を作るような値段ではない)
観光客が土産物店でカンケンバッグを買うと想定しての販売。今どきネットでも買えるのに。どんな人がどこの国から来て買っていくのか、非常に興味があります。
以上、日本ではまずまずの普及率のカンケンバッグ が、ヨーロッパでは休日に旅行に出かける庶民の間で大ブームになっている、というお話でした。
(逆に、東京の大学生の10人に1人ぐらいは履いてるドクターマーチン 、ロンドンでは履いている人をほとんど見かけなかったな…。モイ御用達のカリマー もイギリスのブランドなのに全然売ってなかった。)
なんだか微妙にディスっている感じになってしまいましたが、カンケンバッグは機能性・デザイン共に非常に優れた定番アイテムであるということは言うまでもありません。
そしてあくまで2019年春の流行ですので、現在は別のアイテムが流行っているかもしれません。
それではシーユー