ゴアの年末年始~カウントダウン編【インド・ゴアその1】
お久しぶりです。
今回は、2019年の年末から2020年の年始にかけて西インドのゴアを訪れたお話です。
2020年8月現在、世界ではCOVID-19が未だ収束していません。
日本で騒ぎが始まった2020年3月頃は「今年の年末ぐらいにはまた海外旅行に行けるだろう」なんて悠長な事を考えていましたが、下手するとインドのような国には2、3年行けない可能性も出てきました。
一刻も早くこの騒ぎが収束し、いつかゴアを訪れる皆さまの参考になる日が来れば幸いです。
ゴアといえばヒッピー&ゴアトランス
ゴアはインドの西側アラビア海に面した州で、かつてポルトガル領だったため他の地域とは異なる西欧感があります。
後ほど詳しく書きますが、教会群などは世界遺産にも登録されています。
そして、若い世代にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
かつてのヒッピーの聖地であり、ゴアトランス(トランスミュージックの一種)の発祥地である、という歴史もあります。
要は、ビーチでマリ◯ァナきめてトランスでアガりたい方々が多く集う場所でした。(一応過去形に)
近年は取り締まりも厳しくなったようで、わたくしが訪れた際の印象は、「インドの湘南(あるいは熱海)」という感じでした。国内観光客の割合が多いようです。
アンジュナビーチ周辺
ゴア国際空港からタクシーで2時間ほど、アンジュナビーチエリアにあるLaguna Anjunaというホテルに宿泊。
少し分かりづらい場所にあるものの、ビーチやバス停から徒歩数分、トランスの爆音が聞こえる事もなく、清潔で、なかなかの高級ホテルでした。朝食もおいしい!
付近の夜道は街灯もなく真っ暗なので結構怖いです。インドではあたりまえ、野犬がどこにでも潜んでいます。こちらから何もしなければ襲ってくることはほぼありません。
ビーチへ続く道には露店やバーが並びます。
ゴアのカウントダウン
大みそかの晩にアンジュナビーチへ行くと、たくさんの人で賑わっていました。
ビーチをうろつく家族連れや、質の悪いマリ◯ァナではしゃぐハタチ前後の男子チーム(大概一人はバッドトリップして砂に埋もれている)などなど、全体的にインド人が多め。
ビーチ沿いのバーやレストランも音楽をかけて盛り上がっています。注文してお金を払うとビーチに置いてある椅子やテーブルが使えるシステム。
このようなお店はそこそこ物価が高いので、欧米の観光客がチルアウト用に使用している場合が多いです。
柵で囲われた有料のトランスゾーンもありましたが、どこでも踊れるのでガラガラでした。2~3kmにわたってきらびやかなビーチが続きます。
0時を過ぎると、そこかしこからビーチに仕込まれた花火が上がります。暗くて足元が見えないのでめちゃくちゃ危ない。
スタッフ?有志?が仕込んではぶっ放す、を繰り返していました。
カウントダウンからの、みんなで「ハッピーニューイヤー!!!」みたいな欧米ノリはモイの周囲ではありませんでしたが、なんとなくずーっと盛り上がっていました。
火をつけて飛ばす風船?気球?みたいな物も流行っていて、海に向かって上手く飛んでいくとあちこちで歓声が上がります。新年のお願い事をするのでしょう。
しばらくうろついて退散。
夜は少し冷えるので防寒対策が必要なのと、深夜になると潮が満ちてビーチを歩けなくなる箇所があるので注意が必要です。
アンジュナビーチから少し離れた丘の上では、かの有名なHill Top Goa(ヒル・トップ・ゴア)も開催されていました。
こちらはチケットが高いので、欧米人や日本人も多いみたいです。
アンジュナ唯一のスーパーマーケットOxford Arcadeで会った日本人女性の集団も、カウントダウンはHill Topで過ごすと言っていました。
モイはトランスミュージックを好まないので入場していません。
以上、ゴアのカウントダウンは、思っていたより健全で、和やかな雰囲気でした。
通りすがりに
「コンニチハ!ハッパ、スコシ。」
などと声をかけられる事はありますが、そういう目的で来ている観光客はあまりいないように感じました。
(※もちろんゴアでもマリ◯ァナは違法なので、見つかると厳しく罰せられます。)
カウントダウン編はここまで。次回は、世界遺産「ゴアの教会群と修道院群」について書こうと思います。
फिर मिलेंगे!