真夜中のモイ

Hello, World! 旅好きエンジニアが訪れた国々と日々の記録

バスキア展に行った話とバスキア鑑賞におすすめの美術館

 

先日、話題のバスキア展に行ってきました。場所は六本木の森美術館

 

何を隠そうモイは15年来のバスキアファンなので、

じっくり鑑賞できるよう空いていそうな時期を選び、有給まで取得して平日の昼間に行ってきたのですが、

結論から言うと結構混んでいましたね。絵に近づける程度ではあったのでまあ良しとします。

 

森美術館は最近、SNSを意識した革新的な展示を企画しているようで、そのマーケティング戦略について広報の方が書いた本も出版されている程です。

シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略 [ 洞田貫 晋一朗 ]

価格:1,760円

インスタグラムなどでご覧になった方も多いでしょうが、この展覧会にも撮影OKな作品が数点ありました。ZOZOの前澤さん所有のやつとか。

 

そして、

大きな絵の全画面が写真におさまるよう、少し離れて撮影している人が大勢で絵を取り囲んでいたため、撮影OKな絵に関しては近づいて見ることができませんでした。

 

わたくしのような、画家の筆跡や絵肌までじっくり見たいタイプの旧来のアートファンにとっては、非常に嘆かわしいことです。

集客&収益やらスポンサー都合やらを考えると、マーケティングとしては最高なのかもしれないけれど、本来の絵画鑑賞からは外れてしまう気がして残念でした。

 

あと、どさくさに紛れて撮影NGの作品を撮っている人も結構いて、そのつど監視のバイトさんが注意しに行っていて、めんどくさそうだなぁと思いました。

(モイはこのバイトをしたことがあります。マナーの悪い人は本来アートと対極にあるべき。)

 

とはいえ、世界を見渡すと撮影OKな美術館というのは結構ありまして、

何が問題かというと、東京の人の多さと展示室の狭さと、その中でこれでもかというほど商業的な企画展をやることなんですよね。

世界の美術館の展示室

欧米の美術館ではよく見かける光景。自由

文句ばかり言っていても仕方がない。バスキア展は思った以上に作品数が多く、それらを一度に見ることができて良かったです。

 

バスキア作品はあまり一般公開されていない?

 

モイは約15年前、バスキアの作品を見たいがためにNYに行きました。

当時はインターネット検索もままならなかったので、まあ有名な美術館に行けば1枚ぐらいあるだろう、と軽い気持ちで行った結果、1枚も見ることができませんでした。モーイ

 

比較的新しい作品という事もあるし、バスキアが活躍していた1980年代はアート商がブイブイ言わせていたのでしょうか、今回の展示作品の多くは個人(金持ち)やギャラリーやなんとか財団の所蔵品でした。MoMAとかではなく。

そりゃNYの美術館を巡っても見つけられないわな。

 

バスキア展も、そうした金持ちの一人である前澤さんが動いたことで実現に近づいたのでしょう。感謝です。

 

日本の世田谷美術館福岡市美術館北九州市美術館、大阪中之島美術館、高知県立美術館などからも何点か出展されていました。(国内にもこんなにあったなんて…)

いつか行ってみたいです。

 

バスキア鑑賞におすすめの美術館

 

バスキアを見るのにおすすめの美術館は、日本からも程近い、韓国ソウルにあるサムスン美術館 Leeum(リウム)です。

韓国ソウル サムスン美術館 Leeum(リウム)の入り口

残念ながら作品の撮影はNG。

バスキアは1作品しかないのですが、大きな作品で、人が少ないのでじっくり鑑賞できます。

 

美術館自体も非常にオシャレで現代的な造り。なかなか広くて鑑賞しやすい。

韓国ソウル サムスン美術館 Leeum(リウム)の庭園

バスキア以外の作品も見応えがあるので全体的におすすめです。

サムスンがやっているだけあって、作品に近づかないためのセンサー技術がすごかった気がする)

 

 

長くなってしまったので、次回、

日本&世界のおすすめ美術館をさらに紹介したいと思います。

 

モイモイ!